四季を彩るお花いっぱい 森さんのお庭
ガーデニングを楽しむ
「ここのお宅のお庭、素晴らしいでしょう」「あら、ほんと、すごいわ!お花が…」。
お庭を道からのぞきこむ気配での会話。
荻窪八幡神社の脇の道を角から数軒ほど行った森さんのお庭は、いつもいろいろなお花でいっぱい。ガーデニングを楽しむ森敦子さんの歳月をかけてつくりあげた力作のお庭である。
「私は花好きで、最初に手がけたのはセントポーリアなの。庭がなくても、それもライトで育てられるの。善福寺に引っ越して庭ができたので草花を育てるようになって、今のところに来てからは、庭を四季のお花で彩るガーデニングに夢中なの。みなさんからほめていただくと自然と力が入りますわ」。森さんはうれしそう。
春から夏にかけては特に、花が盛りですが、「長く咲く花、短いのと色のバランスも考え植えてます。メンテナンスも大変で費用もかかりますけど、それでも一年中花を咲かせます。花仲間の交流もあり、楽しんでいます。私がお庭に出ているときなど、道ゆく人が覗いていらっしゃると中にはいって楽しんでいただいたりもしています。癒しになるわって喜ばれて、私もうれしいこと」。
道から見えるメインガーデンや、家の周り裏には白いお花だけのホワイドガーデン、アジサイガーデン、多肉植物のガーデン、ハート型に剪定したものなどいろいろ。
一昨年、「道路から見ることのできる植栽」をテーマに区民から募集した「みんなで楽しめる杉並のみどり」。森さんのお庭は、区内全域から5点選ばれた「みどり大賞」の一つとして受賞した。(41頁参照)
表紙写真と文・松葉 襄