幻戯山房(すぎなみ詩歌館 角川庭園) 撮影:荻窪百点

幻戯山房(すぎなみ詩歌館 角川庭園)

角川庭園の紹介

 角川書店の創設者で俳人の角川源義(かどかわげんよし)と照子夫人の没後、遺族の方々がその居宅と 敷地を杉並区へ寄付され、「杉並区立角川庭園・源義山房~杉並詩歌館~」として、平成21年5月10日 に開園した区立公園。敷地面積は1,370.67㎡、建物の建築面積は230.81㎡、床面積は327.72㎡。
 建物建築前の土地は、全体に緩やかな南斜面の畑地で樹木は全く生えておらず、南側には荻窪田んぼが 広がり、さらに南に善福寺川が流れる景色のよい地所でした。昭和30年にその南斜面に二段の石垣を組み 盛り土をして、最上段に居宅を建てた。昭和34年頃に田んぼは埋め立てられ荻窪団地(現シャレール荻窪 )が建設されたため、その目隠しとして土地の南端にシラカシが植えられ残念ながら眺望は失われた。
 建物は、建築家で俳人の加倉井昭夫(東京美術学校建築科卒、吉田五十八に師事)設計の木造二階建て 近代数寄屋造り。庭園は、アカマツ・ウメ・サルスベリに加え、コナラ・エゴノキ・ナツツバキ・ホオノキ・ハシバミなど武蔵野の里山にある樹木が多く植えられ、さらに秋の七草・ヤマブキ・シモツケ・コアジサイ・スイセン・シランなどの美しい花をつける草木も多く、俳句に相応しい自然風庭園となっている。
 杉並詩歌館と名付けられた建物(幻戯山房)の詩歌室や茶室は句会や茶会に貸し出され、庭園は四季の変化を楽しめる散策の場所として区民をはじめ多くの来訪者がある。

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