令和2年5月 角川庭園・源義山房〜杉並詩歌館〜の展示室のご案内

泰山木と角川源義

角川庭園・源義山房の展示室では、5月中旬から7月下旬まで「泰山木と角川源義」展を開催しています。
昭和30年(1955)5月に新居(現源義山房)が完成し、その披露句会の折に親しい俳句仲間からタイサンボクの幼木が贈られました。
この喜びを、泰山木と源義の所有していたロダン作の「鼻のつぶれた小さな男の顔」像とともに詠んだ源義の名句が、

ロダンの首泰山木は花得たり



です。今回はこの俳句の背景や意義の解説とともに、源義自筆の色紙・二体のロダン作の銅像の写真や、ロダン・高村光太郎・タイサンボク・タイサンボクの仲間の樹木などを写真を中心に展示しましたので、ぜひご覧になって下さい。また、角川庭園は今新緑の美しい時でもありますのでお出かけ下さい。
 角川庭園は、庭園部は勿論建物内も、見学は自由にできます
(現在会合使用は中止 開園時間9:00~17:00 入場無料)。


角川源義の俳句と解説 自筆の色紙 ロダンの「鼻の曲がった小さな男の像」の写真

ロダン、高村光太郎の簡単な略歴と作品 角川庭園のタイサンボクの経緯

タイサンボクの仲間(モクレン科)の樹木の写真と簡単な説明
角川庭園にあるのは、現在ホオノキ2本のみです


伐採されたタイサンボクの切り株(上)と切り株近くの伐採材(下)
盛り土された根本付近の樹皮が腐って枯れたことが分かる

幻戯山房(すぎなみ詩歌館 角川庭園)